16冊目・英仏百年戦争
- 2019.10.13
- 読書感想文

どうも、さわおです。
今回、紹介するのは、佐藤賢一先生の「英仏百年戦争」です。
百年戦争と聞いて何を思い浮かべるだろうか。イギリスとフランスの血で血を洗う争い? 英雄ジャンヌ・ダルクの活躍?
いや、そもそもイギリスとフランスってどっちが勝ったの?
そんな方に百年戦争前、戦中、戦後をわかりやすく教えてくれる歴史好きには必携の本。
作品評価=秀
そもそも、英仏百年戦争ではない?
最初に書いておきますとこの本、めちゃくちゃ面白かったです。
英仏百年戦争と言えば、ジャンヌ・ダルクが主人公の映画があったり、ゲームがあったりしてふわっとした知識しか持っていませんでした。
英語を喋る「イギリス人」と仏語を喋る「フランス人」の領土争いと考えていた私でしたが、これが全く違ったのです。
なんと…イギリス人はフランス人だったんだよ!!!
(な、なんだってーーー!!!)
いや、正確には当時、イギリスというものは無かったのですが…それは置いといて、序盤から驚かされっぱなしでした。「イギリス人がフランス人」という意味は長くなるので割愛しますが、ぜひともこの本を読んでその部分を楽しんでもらいたいですね。(現代のイギリス人にとってはやはりあまり気持ちの良いものではないのかな?)
注意事項
この本を読む前にひとつ注意しなければならないことがあります。
ジャンヌ・ダルクの活躍目当てにこの本を買ってはいけません。
最近だとFateシリーズでよく登場するジャンヌ・ダルクですが、この本を読むとあまり歴史に詳しくないジャンヌファンの方は結構、落胆するかも。
著者が書かれている「歴史はフィクションである」という言葉はジャンヌ・ダルクの英雄譚が如実に物語っているのかもしれません。
非常に読みやすく、わかりやすい本
歴史関連の本なのに全く飽きない、疲れない、止まらない、あっという間読んでしまうこと必至です。
また、著者の違う本を読んでみたいなと思いました。
それでは、また!
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