突然ですが「鬼滅ブーム」がすごいですね。私もその流れに乗ってみようと、「鬼滅の刃」を書店で探したのですが、どこにも一巻が無い! 酷いところでは全巻無い! といった感じでした。 せっかく書店に来たのだからと、以前から気になっていた野田サトル先生作の「ゴールデンカムイ」の一巻を購入したところ、新書コーナーにも野田先生の描いたアシㇼパさんを発見。それが中川裕先生の【アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ […]
私は何度も同じ映画を見るタイプです。二回以上見たほうが、先を知っているぶん落ち着いて見れますし、意外と見落としている箇所があったりして面白いからです。 特に何回も見ているのはコーエン兄弟監督の「ノーカントリー」と、今回紹介するリドリースコット監督の「悪の法則」です。どちらもコーマック・マッカーシー先生が原作ですが、「悪の法則」に関してはコーマック・マッカーシー先生自身が脚本を書き、映画プロデューサ […]
テッド・チャン先生の作品、「息吹」を読み終わった私は、大きなため息をつきました。 「マジか……」 正直、SFというものをなめていたのかもしれません。こんなに難しいものだったなんて! 「あなたの人生の物語」から17年、テッド・チャンの第二冊目が発売。元アメリカ大統領バラク・オバマ氏も絶賛の短編集! 作品評価=★★ (最大★三つ) 普段なら読破できなかった作品 SFにもい […]
2019年11月8日に発売されたPS4用ゲームソフト「DEATH STRANDING」は素晴らしいゲームでした。(ゲームの感想は以下のリンクで) (ネタバレ注意)DEATH STRANDING クリア後の感想 今回紹介する小島秀夫監督の「創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち」では、ゲームクリエイターの中でも非常に人気の高い小島監督が、本や映画から受け継いだMEME(ミーム)を紹介していくエッセイ […]
黒澤明監督の「赤ひげ」だったでしょうか。 暴れないように患者を縛りつけ、悶絶する患者の開腹手術をしているシーンがあったと思います。もちろん、麻酔無しです。他の映画や漫画で医学、特に、麻酔が開発される前の時代の手術の描写をを見ると、「ああ、現代に生まれてよかった……」と、ひしひしと感じます。 今回、紹介するリディア・ケインネイト・ピーダーセン先生の「世にも危険な医療の世界史」には、「現代に生きている […]