21冊目・平山夢明 恐怖全集 怪奇心霊編

21冊目・平山夢明 恐怖全集 怪奇心霊編

どうも、さわおです。

今回紹介するのは平山夢明先生の「平山夢明 恐怖全集 怪奇心霊編」です。

小説家・平山夢明氏が綴る実話怪談。20年以上前に発行された新「超」怖い話シリーズを6冊の本にまとめた作品。心霊、怪奇、グロテスクな世界が凝縮された逸品。

作品評価=

ジャパニーズホラーは終わってしまったのか?

先日、「ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル」を見ました。10月に放送されたTV番組で、レコーダーの中に大事にとっておりました。

嘘です。録画していたのを忘れて、容量確保のためにダラダラと見ました。予想通りのイマイチさでした。

それじゃあ何で録画するんだよ、と言われそうですが、もう、民放ではこの番組しかホラー特番をやっていないからです。(たまに衝撃映像みたいなのをやっていますが、あれに関しては見る気も起きません……)

もう、長い髪の女はいいでしょうよ。無理やり感動話にするのもきついです。後ろに誰もいなくて安心しちゃ駄目だって!前にいるから!

「ぐぬぬ……怖くて面白いものを見たい……」

そんな時におすすめなのがこの「平沢夢明 恐怖全集」です。

怖くて面白い、そしてグロテスク

実話怪談というと、怖いというより「ああ、なるほど」と納得してしまう部分が多いような気がします。

枕元に立っていた友人がその時間に亡くなっていた、とか、物音がする部屋が実は事故物件だった、とか。

あまり怖くはないけど不思議なこともあるものだなあと。

しかし、この本は違います。

怖い、面白い、そしてグロい! 

控えめに言って最高の実話怪談集だと思います。

ところで皆さん、不思議に思いませんか? 何故、霊は白い服を着た長い髪の女性なのか? 死んだときその恰好だったからなのか? 皆、死んだらその恰好になるのかな? とか。

結局のところ1998年の映画「リング」に登場する霊、「貞子」の焼きまわしに過ぎないのではないでしょうか。

話を戻しますと、この本に出てくる霊は、基本、そのまま出てきます。死んだときの状態でです。どういうことかわかりますよね。そういうことです。そして、平山夢明氏の描写力によってその光景が鮮明に描き出されます。グロテスクな描写が苦手な方は注意した方がいいかもしれません。



全話映像化してほしい……

小野不由美先生の書かれた「鬼談百景」が映像化されました。一話一話で監督が変わるオムニバスホラーでとても面白かったです。あんな感じで映像化していただければ嬉しいことこのうえないですね。

ガツンと一発怖い作品を読みたいという方にお勧めです。ひとつひとつの話が短いので読書に不慣れな方でも読みやすいと思います。

そういえば、この本、「怪奇心霊編」となっていますが、違うヴァージョンもあるのでしょうか? 出たらぜひ読みたいですね。

では、また!