大学生である紙越空魚(かみこしそらを)は自身が”裏世界”と呼ぶ空間で死にかけているところを仁科鳥子(にしなとりこ)と名乗る謎の美少女に助けてもらう。 空魚が死にかけていた原因はネットの怪異談にでてくる「くねくね」のせいであった。様々な怪異たちがはびこる”裏世界”を二人の女子が銃器片手に探索していく物語! 作品評価=★★(最大星★三つ) 何が起こるかわからない”裏世界”を探索……こういうの大好き! […]
「なあに、いずれは武士になるのさ」 武州多摩の百姓であった歳三は幕末の動乱に身を投じていく。 新選組の「鬼の副長」と呼ばれた人物ははどのような漢だったのか。友情、裏切り、そして、愛をとおして、一人の人間としての土方歳三を描き出す傑作小説。 作品評価=★★★(最大★三つ) 土方歳三の物語 「新選組」を題材にした作品をこの頃あまり見ないような気がしますね。少し前になると「壬生義士伝」のドラマ、映画だっ […]
ジョーン・スカダモアは理想的な主婦である。 弁護士である夫を支え、一男二女の子供たちを育て上げた。 バグダッドに住む次女バーバラが急病と知り、ジョーンは現地に向かった。幸いにもバーバラは回復したので、ジョーンはロンドンへと帰ることにする。 ジョーンは帰る途中の鉄道宿泊所で学友であったブランチ・ハガードと出会う。 老け込んだブランチを見て優越感に浸るジョーンであったが、そこから歯車が狂い始める。 汽 […]
ベトナム戦争にてスナイパーとして卓越した能力を発揮したボブ・リー・スワガーは、相棒の死と自身の負傷によって退役し、山奥にて隠遁生活を送っていた。 そこにアキュテック・インダストリーという会社の人間たちが訪ねてくる。その会社で作られた「アキュテック・スナイパー・グレード」という精巧に作られた弾薬に興味を持ったボブは、アキュテックの弾薬の試射に付き合うこととなる。 そのころ、FBIのニック・メンフィス […]
2020年、新型コロナウイルスが流行したローマにて、作家パオロ・ジョルダーノによって綴られた27のエッセイを一冊にまとめたエッセイ集。日本語版にはあとがきとして「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」を収録。 というわけで、今回はパオロ・ジョルダーノ先生の「コロナの時代の僕ら」を紹介していきます。 これは「エッセイ集」であって、専門家によるコロナ対策ハウツー本ではない いつだったか、 […]
今回、紹介する書籍はかみゆ歴史編集部「ゼロからわかるギリシャ神話」です。 ギリシャ神話がよくわからない、特に登場人物が多くてややこしい…… そんなあなたにおすすめするこちらの本、図、イラストも多数入っており、まさにギリシャ神話の入門書! ギリシャ神話に登場する、神、英雄、精霊、怪物を簡潔にまとめた入門書 この本は五つの章にわかれており、 第一章 神話の世界 第二章 創世の神々 第三章 ゼウスの一族 […]
最近、またPC版Fateを始めたんですが、やはり面白いですね。 魔術師によって呼び出されたサーヴァントと呼ばれる英霊たちが聖杯をめぐって闘う物語ですが、気になるのは英霊の物語です。 アーサー王伝説、ケルト神話、ギリシャ神話等々正直なところ私には全く知識が無いのです。もちろんゲーム内で解説してもらえるのですが、もっと詳しく知りたい! というわけで、「Fate英霊関連書籍」というカテゴリーを作って、F […]
今回、紹介する作品は和田竜先生の「忍びの国」です。 戦国時代、伊賀の忍「無門」は伊賀の国一の忍びであるが、怠け癖をもっており、武家の娘を妻にしようとするも稼ぎの無さをとがめられ、銭を稼ぐことに困窮していた。 そんな折、織田信長の次男である織田信雄はあることがきっかけで伊賀攻めを決意、重臣たちとともに策謀を練る。 しかし、それらは全て伊賀の忍びたちの謀略のものでもあった…… 織田、伊賀、そして無門の […]
ホラー作家である道尾は、旅先の白峠村で不気味な声を聞く。 恐ろしくなった道尾は急いで都心へと逃げ帰ったが、その正体が気になった彼は大学の同窓で「真備霊現象探求所」を営む真備庄介のもとを訪ねる。 話を聞いた真備は「背の眼」という文字が記されたファイルを道尾に見せる。そこには白峠村、あるいはその近くで撮影された写真がいくつか収められていた。そして、被写体の背中にはこちらを見つめる眼が。 その眼が背中に […]
突然ですが「鬼滅ブーム」がすごいですね。私もその流れに乗ってみようと、「鬼滅の刃」を書店で探したのですが、どこにも一巻が無い! 酷いところでは全巻無い! といった感じでした。 せっかく書店に来たのだからと、以前から気になっていた野田サトル先生作の「ゴールデンカムイ」の一巻を購入したところ、新書コーナーにも野田先生の描いたアシㇼパさんを発見。それが中川裕先生の【アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ […]