読書感想文

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「息吹」-難解。SF初心者には厳しい作品集だが……

  • 2020.02.13

テッド・チャン先生の作品、「息吹」を読み終わった私は、大きなため息をつきました。 「マジか……」 正直、SFというものをなめていたのかもしれません。こんなに難しいものだったなんて!   「あなたの人生の物語」から17年、テッド・チャンの第二冊目が発売。元アメリカ大統領バラク・オバマ氏も絶賛の短編集!   作品評価=★★  (最大★三つ) 普段なら読破できなかった作品 SFにもい […]

小島秀夫のMEME(ミーム)を受けとれるのか?「創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち」

  • 2020.02.06

2019年11月8日に発売されたPS4用ゲームソフト「DEATH STRANDING」は素晴らしいゲームでした。(ゲームの感想は以下のリンクで) (ネタバレ注意)DEATH STRANDING クリア後の感想 今回紹介する小島秀夫監督の「創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち」では、ゲームクリエイターの中でも非常に人気の高い小島監督が、本や映画から受け継いだMEME(ミーム)を紹介していくエッセイ […]

ジョークと皮肉で笑いとばすしかない「世にも危険な医療の世界史」

  • 2020.02.04

黒澤明監督の「赤ひげ」だったでしょうか。 暴れないように患者を縛りつけ、悶絶する患者の開腹手術をしているシーンがあったと思います。もちろん、麻酔無しです。他の映画や漫画で医学、特に、麻酔が開発される前の時代の手術の描写をを見ると、「ああ、現代に生まれてよかった……」と、ひしひしと感じます。 今回、紹介するリディア・ケインネイト・ピーダーセン先生の「世にも危険な医療の世界史」には、「現代に生きている […]

新装版が出ている今が買いどき!「舞面真面とお面の女」

  • 2020.01.29

今回紹介するのは、野崎まど先生の「舞面真面とお面の女」です。 以前書いた記事、「[映]アムリタ」の感想でも書いたように、どうやら野崎先生の「2」を読むために必要な作品であるようなのですが、本作を最後まで読んだ結果、どうして必要なのかさっぱりわかりませんでした。 (ネタバレ注意)11冊目・[映]アムリタ それはおいおい書くとして、あらすじを書いていきましょう。   年も暮れるころ、大学院生 […]

23冊目・定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

  • 2020.01.15

どうも、さわおです。 今回、紹介する作品はドリヤス工場先生の「定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」です。 「あの作品、聞いたことはあるんだけどなぁ……」 「題名だけは知ってる」 「読んでみたいけど難しそう」 そんなあなたにだいたい10ページで文学作品を紹介、しかも、漫画で! 作品評価=優 定番の文学作品? 読んでないなあ…… 前回投稿した「大ダーク」を本屋で探していた時に見 […]

(ネタバレ注意)22冊目・大ダーク(ドロヘドロのことも少しだけ)

  • 2020.01.15

どうも、さわおです。 今回、紹介するのは林田球先生の「大ダーク」です。 宇宙のどこか、廃品マフィア船が暗闇を漂う死にかけの男を発見する。 その男を回収してみると、背中には闇の力を持った「ニーモツ」が、そう、この男こそ、彼の骨を手に入れればどんな望みでも叶うといわれている、ザハ=サンコだったのだ! 全宇宙制服をもくろむ船長はサンコを隔離し気を良くして眠りに落ちる。 静謐な船内の中、闇のニーモツと呼ば […]

21冊目・平山夢明 恐怖全集 怪奇心霊編

  • 2020.01.13

どうも、さわおです。 今回紹介するのは平山夢明先生の「平山夢明 恐怖全集 怪奇心霊編」です。 小説家・平山夢明氏が綴る実話怪談。20年以上前に発行された新「超」怖い話シリーズを6冊の本にまとめた作品。心霊、怪奇、グロテスクな世界が凝縮された逸品。 作品評価=秀 ジャパニーズホラーは終わってしまったのか? 先日、「ほんとにあった怖い話 20周年スペシャル」を見ました。10月に放送されたTV番組で、レ […]

(ネタバレ注意)20冊目・月の落とし子

  • 2020.01.08

どうも、さわおです。 今回、紹介するのは穂波了先生の「月の落とし子」です。 月面調査船、オリオン3号に乗った5人の宇宙飛行士に非常事態が発生する。 何億年もの間、太陽光が当たらないクレーター、”シャクルトン・クレーター”の土壌を調査中、2人の宇宙飛行士が突如、吐血したのだ。 生命反応が消えた2人を回収するも、残りの飛行士も吐血、次々と命を落としていく。 唯一、吐血しなかった日本人飛行士、工藤晃は地 […]

(ネタバレ注意)19冊目・ウィッチャー Ⅰ エルフの血脈

  • 2020.01.05

どうも、さわおです。 あけましておめでとうございます! 今年もこのブログをどうぞよろしくお願いいたします。   さて、新年1冊目、今回紹介する本はまさに今が旬の小説、アンドレイ・サプコフスキ先生の「ウィッチャー Ⅰ エルフの血脈」です。 人間、ドワーフ、エルフなどが入り乱れる大陸では戦争、差別、そして魔物により人の心は荒廃しきっていた。 魔物を狩ることを生業とする”ウィッチャー”であるゲ […]

(ネタバレ注意)18冊目・孤狼の血

  • 2019.10.22

どうも、さわおです。 今回、紹介するのは柚木裕子先生の「孤狼の血」です。 昭和63年、広島。警察官、日岡秀一は呉原東署捜査二課に配属となった。二課は二つの係があり、日岡が配属したのは暴力団係。呉原は抗争事件などが頻発する危険な場所であるので、初めて刑事になった者の勤務先には異例であった。 日岡は暴力団係の班長である大上章吾のもとで働くことになるが、大上の警察官としての立場を逸脱した行動に驚愕するこ […]

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