傑作アニメ「DARKER THAN BLACK」を紹介します

傑作アニメ「DARKER THAN BLACK」を紹介します

どうも、さわおです。

今回は、私が大好きなアニメ、岡村天斎監督の「DARKER THAN BLACK」シリーズについて書いていきたいと思いますよ!

ネタバレをふくみますのでネタバレ回避したい方は早急にブラウザバックです。

 

 

そもそも「DARKER THAN BLACK」って?

「DARKER THAN BLACK」(以下DTB)は2007年に放送されたTVアニメーションです。

最初に放送されたDTB第1期の正式な題名は「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」で、それから2年後に放送された第2期は「DARKER THAN BLACK -流星の双子-となります。

漫画版である「DARKER THAN BLACK -漆黒の花-」についても書いていきたいと思います。実は、もうひとつ漫画版があるのですがそちらの方は読んでいないので触れません。

ではでは今回は、黒の契約者から語っていきましょう!

 

 

DARKER THAN BLACK -黒の契約者-

あらすじ

10年前、突如、謎の光が地球を貫いた。その結果、東京都心部と南米に異常な空間が生まれたのだ。南米側を「ヘブンズゲート」、東京側を「ヘルズゲート」と名付けられたその地域では物理法則は正常ではなく、また、異質な物質も多く採られるようになる。

ゲート誕生後、特殊な能力を持つ「契約者」と、自我を失ったが観測霊を飛ばすことのできる「ドール」と呼ばれる者たちが現れる。彼らの存在は隠匿され、各国の諜報機関のみが知ることとなる。

各国の思惑が入り乱れた混沌とした都市、東京に一人の男が現れる。コードネームは黒(ヘイ)。「組織」に属する通称「黒の死神」であった……

DTB≠X-MEN

「特殊能力を持った者が戦う話」と聞くとまず考え付くものは「X-MEN」ではないでしょうか。

「X-MEN」は特殊能力を持った人間たちが普通の人間と共存するか対立するかで争う話ですが(映画版だけしか見ていないので基本、映画版との比較をしています)、同じ特殊能力ものであるDTBと似ているかと言われると全く違うと感じます。それは何故か?

能力バトルがメインの作品ではない

主人公である黒の能力は「電撃」です。他の契約者の能力は「重力遮断」だったり、「触れた場所の爆破」だったり、変わったものだと視認した人間の内臓を破壊するものだったり……

要するに、契約者の能力は即死、または致命傷となるものが多いのです。

なので能力の強さ比べという場面はあまり少なく、1つの戦闘シーンは長くても1分ちょっとです。

これでは、能力バトルが主題とは言えないでしょう。では、どんなアニメなのでしょう?

変質した東京を舞台にした「人間ドラマ」

まず、このアニメの構図は、基本的に2つ話数で1つの物語となっています(1・2話で1つ、3・4話で1つのお話)。

その物語の中で、黒たち「組織チーム」は、上からの命令で、ゲートの情報収集であったり、ある人物の調査であったり、その過程での殺人を行ったりします。わかりやすく言えば、上から命令されるだけの「必殺仕事人」といった感じです。

その組織チームの諜報の過程で出会う人々との人間模様がメインとなっている作品です。

ちなみに話は前後しますが、この2つの話数で1つの物語という構成は本当に素晴らしいと思います。私には色々と好きな1話完結もののアニメ作品がありますが、「ああ、この話もっと見たかったなあ」という話が多くあります。DTBのこの贅沢な手法はとても好きです。

話を戻します。

ゲートという不可思議なものができて巨大な壁を建設しても、契約者という危険な殺人マシーンが出現しても、基本的に東京に生きる人間の営みには変化はありません。

しかし、その変化によって人生が狂わされた人々がいます。そのような人々と主人公である黒が任務を通して関わり、どのように彼らの心象が変化していくのか? そこが物語の面白さとなっています。

契約者とは?

ゲート出現後に現れるようになった、超能力者たちのことを言います。能力の行使に伴い、なにかしらの「対価」を支払わなければならないため「契約者」と呼ばれています。「対価」の種類は様々で喫煙・飲酒・歌うなど軽いものから、己の指の骨を折るなどハードなものまであります。

契約者自身の嫌なことをしなければならないというわけでもなく、「対価」がどのように選ばれるかは不明です。

契約者になった者は合理的な行動をとるようになり、殺人に使える能力が多いため、各国の諜報機関など裏の世界に所属している場合が多いです。ただ、この合理的なものの考えというのも個人差があるようです。



魅力的な「組織チーム」

主人公の属する組織のチームは黒(ヘイ)、銀(イン)、黄(ホァン)、猫(マオ)の4人編成です。全員、中国語読みのコードネームです。魅力的なメンバーを1人ずつ紹介していきましょう。

 

黒(ヘイ)

本作の主人公。メシエコードBK201。メシエコードというのは、ゲート出現後の偽の空に輝いている星のコードで契約者が能力を使うと対応する星が輝き、死ぬとその星が流れるようになっています(まあ、あまり深く考えなくていいと思う)。

能力は「電撃」、対価は不明。

「黒の死神」と呼ばれており、彼が関わった案件は謎が多く、警察、諜報機関からは不吉に思われています。

普段は中国からの留学生、李舜生(リ・シェンシュン)として「海月荘」で暮らしており、任務中には、黒い防弾のコートと仮面を身に着け、ワイヤーの付いたナイフを武器に戦います。

5年前、ヘブンズゲートが消失した時に行方不明となった妹を探しています。

こんな感じでプロフィールを書いたところで私が独断と偏見でこの黒というキャラクターの魅力を書いていきます。

 

・尋常ではない女たらし

黒が女好きだということではありません。序盤に出てくる女性は黒の任務に深くかかわる人物が数人出てくるので、任務のために巧みにその女性に近づいていきます。

例えば、1・2話の「契約の星は流れた…」では、篠田千晶というキャラクターが登場します。彼女はゲートの機密情報を盗み逃亡している身で、海月荘に潜伏しています。黒に与えられた任務は機密情報の奪取と千晶を消すこと。早速、黒はそのアパートに李舜生として越してきて千晶との接触の機会を待ちます。

あることがきっかけで警察に追われる千晶でしたが、そこにタイミングよく黒が登場。警察をまくために黒がした行動は千晶にキスをしてカップルを装うというものでした。

この場面、キスをするふりでいいと思うのですが黒はがっつりやってますね……

警察をまいた千晶は黒のもとを去ります。去っていく千晶を見る黒の表情が李のものから「黒の死神」へと変わるこのシーンは最高です(まーあ、悪い顔してるんですよ……)。

そのあと、なんやかんや偶然を装って千晶に接触し、千晶を落とすことに成功、まさに、生粋のジゴロです。

その後も、学生、元同僚、組織の人間、自分のことを追いかけている警察官まで惚れさせます。ここまで書くとハーレム系主人公かな? と思うかもしれませんが、これは黒の計算された技によるもなので見ていて嫌な感じはしません、質は悪いですが

ちなみに、黒の設定画や序盤の顔つきなどを見ていると、さほどかっこいい感じではありません。どちらかというと地味な印象です。それが最終話にもなるとかなりイケメンになっています。1話の黒と最終話の黒の顔を比べてみてください、これは惚れるだろうよ

 

・尋常ではない大食い

黒はすさまじい量の食事をします。最初、見たときはこれが能力の対価ではないかと勘違いしてしまうほどです。

アニメ、映画、ドラマ、何でもいいですが、登場人物がモノを食べるシーンというのはかなり重要です。その人物がどういう性格なのかもわかりますし、なにより人間味が増します。

また、アニメや漫画で登場する料理が美味しそうかどうかというのも重要ですね。これは、作品全体のリアリティが大幅に増しますから。

話を黒の大食いに戻すと、黒の作る料理は非常に美味しそうなんですよね。実際、かなり美味しいようでかつての仲間の女性も料理でおとします(指を折るという拷問をしたあとにですけど……)

 

・契約者でありながら感情がある?

基本的に冷酷な性格である黒ですが、上記した篠田千晶の命を助けようとしたり、仲間の危機を救ったりと合理的な考えしかもたない契約者とは思えない行動を多くとります。

 

ネタバレしてしまいますが、黒は契約者ではありません。能力を持った普通の人間です。

まあ、最初にネタバレ注意と書いているので大丈夫です…よね…?

 

1話から人間性が垣間見れるシーンはあるのですが、話数を重ねるにつれて黒の優しさを感じる場面が多数登場するので、1話から最終話にかけての黒の心情の変化を感じとるのも面白いです。

・声優

黒の時の冷徹さと李の時の優しさの声色を見事に演じ分けされているのは声優の木内秀信さんです。

木内さんと言えば、「テニスの王子様」の忍足侑士などが有名ですが、個人的には「MONSTER」の天馬賢三役が印象深いです。やさしさの中に憂いのある声がまさにキャラクターにハマっていましたね。

それで今作なのですが、まさにハマり役と言っても過言ではないでしょう。黒は主人公ですが、特別セリフが多いキャラクターではありません。しかしと言いますかだからなのかもしれませんが、セリフの1つ1つに何かしらの感情がこもっており、かなり記憶に残ります。

特に、このDTB第1期の最後のセリフは要注目です。何回聴いてもたまらないです……

銀(イン)

ドールであり盲目の女性です。水を媒介にして「観測霊」を飛ばし情報収集や対象の監視を行います。

・銀の感情と過去

13・14話の「銀色の夜、こころは水面にゆれることなく…」が銀メインの物語になっています。

そこで、銀の過去がわかります。もとは北欧で生活しており、キルシーという名前でした。あることがきっかけで母を亡くし、その後、ドールとなったようです。

基本的にDTBは悲哀に満ちた話が主です。

ただ、その悲しさを大っぴらにするキャラクターが少なく、また、悲しいけど、どこかいい話……まさに哀愁という言葉が当てはまる作品になっています。

少し脱線しました。話を戻しますと、この銀回まで銀のセリフはかなり少ないです。ドールという感情のない者ということで1つの話で喋るか喋らないかぐらいだったと思います。

そして、この銀回なのですが、セリフはいつもよりちょっと多めぐらいですが、その一言一言、そして行動、全て名シーンです。心に響きます。泣けます。

この話は1クール目ラストの話なのですが、この銀回によって組織チームは徐々に絆を深くしていきます。

・後々、かなり重要なキャラクターになるが……

今回は第1期の話なのでそこは第2期の話の時に。

黄(ホァン)

組織からの指令の通達、上層部への連絡を主に行います。

組織チームの中で唯一のノーマルな人間で、契約者たちを毛嫌いしています。

本名を久能潔(くの きよし)といい、元警察官のため、銃器の扱いに長けています。

・黄の過去

19・20話「あさき夢見し、酔いもせず…」が黄メイン回なのですが……傑作です。この黄回が私の中で一番大好きな回ですね。

19・20話、物語も後半に入っているということで「組織チーム」の絆は固いものとなってきています。そこに黒たちに「ゲートを信仰する教団の教祖を抹殺せよ」と、命令が下ります。教会への手引きをする組織の内通者、志保子。彼女と黄には浅からぬ過去の因縁があった、という話なのですが、組織に入る前の黄と志保子の交流を見ているとたまらないものがあります。

前述した、銀回で銀をかばうという人間味を見せた黄でしたが、この回の終わりで完全に黒たち「組織チーム」に心を許しています。

その証拠に、21・22話「粛清の街は涙に濡れて…」では「組織チーム」の息の合ったチームワークを見ることができます。残念ながらこの回でしか見ることはかなわないのですが……。

猫(マオ)

猫の身体を活用して、対象の調査・尾行を主に行います。

能力は「動物への憑依」対価は「払い済み」

・「組織チーム」のムードメーカー

猫に憑依している最中に元の身体が無くなってしまったため、猫のままでいることを余儀なくされた契約者です。そのような悲しい過去を持ちながらも、チームの癒し担当として物語に落ち着く間を与えてくれます。何せ、姿は猫なれど、声はおじさんという「ああ、こういう猫がいたら飼いたいなあ」という魅力にあふれたキャラクターですから。

一応、猫回のようなものはあるのです。7・8話「五月雨にクチナシは香りを放ち…」なのですが、かなりのギャグ回で、猫の過去がメインであったりはしません。ただ、この回の最後で話す猫の少し悲しい一面はただのムードメーカーではないことを感じさせてくれます。

その他、魅力的なキャラクターたち

・霧原未咲

もう一人の主人公というべきメインキャラクターです。

契約者絡みの捜査を担当している公安部外事四課の課長で、警視正への昇進が持ち上がるほどのエリートです。

1・2話「契約の星は流れた…」で黒たちの事件と関わるようになり、彼らを追う立場となります。

9・10話「純白のドレスは少女の夢と血に染まる…」にて、李舜生(黒)と知り合い、徐々に親交を深めていきます。23話「神は天にいまし…」での未咲と李の最後の交流は可笑しくもあり悲しくもあり、上手く表現できませんが、感動しました(文章力が追い付かない……)。

・ノーベンバー11

契約者であり、イギリスの諜報機関、MI6のエージェント。味方に対してはフレンドリーでありながら礼儀正しく、ジョークをとばすこともあるハンサムな英国紳士ですが、敵に対しては容赦なく、ときには契約者らしく非情な行動をとることもあります。任務のときは同じく契約者のエイプリルとドールの少年、ジュライとともに行動します。

・アンバー

契約者で、能力は「時間制御」、対価は「若返ること」です。Evening Prim Rose(EPR)というグループを組織しており、多数の契約者をまとめ上げています。

「天国戦争」時の黒の仲間で、妹の所在についても知っています。

 

では、各話のあらすじを紹介していきます。

各話のあらすじ紹介

#01.#02 契約の星は流れた…

ゲートが出現し契約者と呼ばれる超能力者による事件が多発する東京。外事四課、課長霧原未咲は契約者に対応できない警察に苦心していた。

そのころ、アパート「海月荘」に中国人留学生、李舜生が越してくる。李は隣人である篠田千晶を確認する。千晶はゲートの機密を盗み出し、フランス人エージェントのルイにそれを渡す手筈となっていた。しかし、ルイは仮面の契約者により消され、ルイの仲間は千晶に尋問を行う。

逃げ出した千晶の前に李が現れる。

李は千晶にゲートの機密を売り一緒に逃げようと告げるのだが……

李の正体は黒(ヘイ)、「黒の死神」と呼ばれる仮面の契約者であった。

 

初っ端から人が空へ飛び上がり、しかも、飛んだ人間が自分の指を折るという奇行をし、「観測霊」と呼ばれる霊が水辺に浮かび上がるという、なんとも衝撃的で意味不明な展開から始まる物語です。黒と千晶の逃避行、奇抜な能力をもつ契約者たち、千晶の過去、そして、意外な真相、最初の話からがっしり心を掴まれますね。

#03.#04 新星は東雲の空に煌く…

黒たち「組織チーム」は第一次ヘルズゲート調査隊の生き残り、田原耕造の調査の任務につく。

黒は田原の就業先に潜入するが、そのとき、田原の娘、柏木舞がボヤ騒ぎを起こす。

黒は巧みに舞に近づき、信頼を得る。心を許した舞が黒に自分の手首を見せると、そこには謎の物体が埋め込まれており、淡く光っていた。

二人が街を歩いていると怪しい男たちが襲い掛かってくる。黒は舞を逃がすが、舞は逃げた先の工事現場を火の海にしてしまう。

新しい星が誕生した。

 

個人的に本作の中で一番救いの無い話であると感じました。まさに、DARKER THAN BLACK(黒より深い闇)ですね。

この回のメインキャラクターである舞が李と出会い、孤独であることを忘れ、はしゃぐ様子を映し出す3話と、「モラトリアム」という、能力を制御できない状況に陥ってしまった彼女の悲劇をこれでもかと見せてくれる4話。この落差、かなりエグいです……。

最後、田原と舞が父娘の絆を取り戻すのが唯一の救いです。

#5.#6 災厄の紅き夢は東欧に消えて…

東京に女が降り立った。

彼女の名はハヴォック、契約者であり、南米で起こった「天国戦争」では数千もの人間を能力で殺した、最悪の契約者であった。

しかし、現在では能力を失い、「喪失者」に認定されており、その謎を解明するため、彼女はゲートにある国連機関PANDORAへと移送されることとなった。

霧原未咲率いる外事四課と外交官と名乗るジャックたちはハヴォックを護送中「黒の死神」と遭遇、彼女を奪われてしまう。

ハヴォックを拉致した黒だったが、彼は単独行動をとり始める。

黒とハヴォックは「天国戦争」のときの仲間であり、黒は行方不明の妹、白の情報を彼女から聞き出そうと拷問するのだった。

しかし、彼女は能力とともに記憶を部分的に失っていた。「ゲートに行けば能力と記憶が戻る」と考えた二人はゲートにむかうが、そこにMI6の最高のエージェント、ノーベンバー11が迫る……

 

MI6チーム初登場の回で、おそらくDTBのの中で人気上位キャラクターのノーベンバー11の初登場回でもあります。

ノーベンバー11はこの後の話にも登場しますが、黒とノーベンバー11の戦闘はこの話でのみなんですよね。ノーベンバー11が黒の電撃を防ぐため長靴を履いているシーンはなかなかシュールです。(白スーツに長靴って……合理的な契約者らしい一面ですね)

ハヴォック(黒からはカーマインと呼ばれている)という元契約者がメインとなる話ですが、今回の話もなかなか悲劇的な話です。

ハヴォックは記憶を取り戻すため黒とゲートに向かうのですが、記憶とともに能力が甦ることを恐れるハヴォックに黒が優しく語りかけるシーンは良いですね。いつも巧みに己を偽って任務をしている黒が、本当の感情を見せるシーンはグッときます。

そういえば、ハヴォックや妹、後に登場するアンバーなど、過去の人物に関わると黒は感情的になりますね。

4話でハヴォックが言っていたとおり、契約者になる以前の黒の方が冷酷であったとすると、変わった理由は何なのでしょうか?

本作では、はっきりとその答えは出されていませんが、どうやら、23話がその答えになっており、妹の不在が関係しているようです。

未咲が、妹を亡くしたと伝えた李に辛かっただろうと語りかけると、李は「ホッとしたのかもしれない」と答えます。

契約者となってしまった大事な妹を助けるべく、契約者以上に非情にならざる負えなかった黒。23話のシーン、対価で眠っている妹の首に手をかける黒の頬を伝う涙の理由もわかってくるでしょう。

#7.#8 五月雨にクチナシは香りを放ち…

探偵、久良沢凱のもとへ1人の未亡人が訪ねてくる。彼女の依頼はペットの猫を探すこと。高額な依頼金を目当てに猫を探す凱であったが、未亡人の夫の元妻の家を捜索するとそこには死体が転がっていた。未亡人、死体、陰鬱な家政婦、そして、怪しげな大食いの青年。凱は闇の深い事件の匂いを感知する……

 

DTB、まさかのギャグ回です。

久良沢凱と茅沼キコのヘボ探偵コンビ初登場です。このコンビが登場したとき、「DTBの雰囲気に全く合わないな……」というのが正直なところでした。

しかし、この話もですが、その後の13.14話と23話、そして第2期にわたって、ただのギャグキャラにとどまらない、見事に見る人間の感情を揺さぶってくるキャラクターになっています。契約者やゲート関係で悲しみを背負っている人間が多く登場する本作の中で1番視聴者に近いのがこの2人だからかもしれませんね。

#9.#10 純白のドレスは少女の夢と血に染まる…

マフィアの幹部が次々と殺害されている事件を捜査していた未咲はかつての級友、アリスと出会う。アリスの父はマフィアのボスであった。事件捜査に行き詰まりを感じていた未咲はアリスの誕生日会に出席、マフィアの内情を探ろうとする。

警察官とマフィアのボスの娘、決して相容れない二人には、高校時代の温かくも複雑な思い出があった。

そのころ、黒もウェイターとしてこの会場に潜入、ゲート由来の物質を探していた……

能力を持つ前から契約者と戦っていた黒は、能力と己の体術を使い、多くの契約者を倒していきます。契約者は見つめるだけで人を殺せる能力などが多いので、合理的に考えて、わざわざ格闘術などを覚える必要性がないのですよね。そこが盲点となり、黒がほんの少しの差で勝つことができるのです。

今回、登場する契約者、魏志軍(ウェイ・チージュン)は、自身の血液が付着した場所をテレポーテーションさせるという強力な能力を持ちながらも、黒に迫る体術を身につけています。

短いシーンながらも、黒と魏の対決シーンは必見です。

そして、今回、黒と未咲が顔見知りになります(黒は李としてですが)。本作を見返してみると、李と美咲の交流はそれほど多くはないのですが、この二人が関わるシーンはコミカルとシリアスを絶妙なバランスで見せてくれますね。

#11.#12 壁の中、なくしたものを取り戻すとき…

ゲートの研究施設に清掃員として潜入した黒。そこはゲート中心地から離れていながらも、見えないものが見え、聞こえない音を聞く異質な場所であった。

黒は元々NASAに勤務していたニックと天体観測という趣味を通して親交を深めていく。

あるとき、ゲート内で「流星の欠片」というゲート内物質を発見、調査隊が組まれニックもその1人に加わった。

しかし、調査隊は謎の映像を残し、連絡が途絶。帰ってきたのはニックただ1人だけであった……

 

初見では意味不明の回です。本当の星空が見えたり、黒の妹が幻覚としてでてきたり、最後にはニックが小さくなって謎のロケットで飛んでいく……。終始、「どういうことなの……?」が続きます。流石、ゲート内の物語ですね。

黒は毎度のことながらゲート内でもジゴロっぷりを発揮しています。組織と通じている研究員のミーナや、今回のキーパーソンであるニックとか……黒のコマシに性別の壁ないのです!

この回の最後に黒が銀に礼を言うシーンがあるのですが、好きなシーンですね。ただ、何度見返しても何故、礼を言ったのかわからないのですが(放心状態の黒を心配して見守っていてくれたからなのか、脱出ルートの道案内をしてくれたからなのか……)。

この回の次が、銀回なので、黒と銀の関係性の伏線にもなっているのかもしれませんね。

#13.#14 銀色の夜、こころは水面に揺れることなく…

ロシア連邦保安庁に所属する契約者イツァークとベルタは「組織」を探っていた。「観測霊を捕獲する」という能力を持つイツァークは銀の観測霊を捕獲する。

そのころ、久良沢凱の事務所に海外から依頼者が訪れていた。名前はエーリス、ガイドブックに載っていたピアノの家庭教師をしていた時の生徒、キルシーを探してほしいという依頼であった。

エーリスの話に胸をうたれた凱は調査を開始する。

観測霊を奪われてしまった銀は街を彷徨っていた。そこを偶然にも通りかかった凱の助手、茅沼キコが彼女を保護する。銀の本当の名前はキルシーであった。

キルシーが追われているとわかった凱たちは温泉街に身を隠すべく、電車に乗りこむ。

そのころ、黒たち組織のチームに銀の記憶のリセットをする命令がでていた。ドールは人形のようになろうとも記憶力はあるのだ。黄は組織の情報が渡らぬように黒に銀を始末するように言い渡す……

 

はい、神回です。

じつは、私は放送当時、この回からDTBを見始めたのですが、今までのストーリーを全く把握していなくても、面白く、そして感動できる回になっています。

銀の話を書きたい衝動はまず置いといて、敵側のロシア連邦保安庁のコンビについて書いていきます。

この2人の契約者の掛け合いは素晴らしいです。ベルタは、「異物を口に含む」という対価を払うときに煙草を選んでいます。それは、まだ、契約者になる前に煙草が原因でわが子を死なせてしまったのが原因なのですが、ベルタは契約者なので感傷に浸るという気持ちは無いはずです。

そして、イツァークの対価は「作詞すること」で、能力を使うたびに詩を書いています。詩とは内なる感情を綴るという人間的な行為です。

契約者でありながら非常に人間臭いこの2人のキャラクターは非常に魅力的でした。

ノーベンバー11や7.8話で登場した憑依型の能力者、後にも出てくる魏、夢を持ったニック、そして、今回の2人。黒が契約者の冷酷さや合理性に疑問を持っていくように、視聴者も「契約者とはいったいどんな存在なのだろう」と疑問を持っていくことになります。

これが、最終話でかなり活きてきますね。

銀の話はまだまだ置いといて、再登場した久良沢凱のことについて書きましょう。今回、銀の逃亡を手助けする役目を担う探偵チームですが、この超シリアスな話をきちんと和ませる役割も持っています。

しかし、黒を見つけたときの凱のとった行動には痺れましたね。

黒を銀のストーカーだと勘違いしている凱が、黒の胸倉を掴み、「あの子は心の中じゃ泣いてんだ!」と言うシーンは、素直に「凱かっこいいな」と思いました。

はい、では、メインの銀の話ですが、映像で見ることをおすすめします!

ここまで引き延ばしておいてなんですが、ビジュアルが本当に美しいのです。ここまで、ひたすら記事を書いてきましたが、もう、読むのはここまでにして、レンタルかblu-rayBOXを買ってもらって一気見してほしいですね。

銀が好きだった、月が放つ「銀色の光」が、イツァークに解放された観測霊により、再び銀を照らし出し、涙する銀。それを見た黄が銀の殺害を思いとどまる場面。黒が銀に組織に残るかどうかは自分で決めるよう銀に伝え、それを受けた銀が組織のチームのことを「仲間」と表現する場面。そして、笑顔を作れないドールである銀が指を使って笑顔を作り、EDテーマ「ツキアカリ」が流れ出すラスト。

たまらん……たまらんのですよ、これが!

#15.#16 裏切りの記憶は、琥珀色の微笑み…

MI6のエージェント、エイプリルは、MI6の裏切り者、フェブラリーを発見する。タクシーに乗り、追跡を試みるが、突如、建物が爆発、巻き込まれたエイプリルは重傷を負ってしまう。

爆破事件の首謀者はフェブラリーをリーダーとする、Evening Prim Rose(EPR)という契約者の権利を主張するグループであった。

爆破事件はその後も続き、事件を追うノーベンバー11はフェブラリーを発見、後を追うが契約者の少年、マキによって囚われの身となってしまう。

フェブラリーは銀と接触、彼女を連れ去り、置き手紙を黒へと残す。

実は、フェブラリーは組織にも所属していたことがあり、コードネームは「アンバー」と呼ばれていたのであった。妹のことを聞き出すために黒はアンバーのもとへ向かおうとするが……

 

「アンバー」という最重要の登場人物が出てきたことで物語も折り返し地点です。今後の物語はEPR関連の話が主となります。

今回は、ノーベンバー11たちMI6チームに焦点があたっていますね。「触れた場所を爆発させる」という能力を持った少年マキと、ノーベンバー11とジュライのコンビの対決シーンは面白いです。しかし、エイプリルの「空気中の水分を集める」能力の援護によって勝利したMI6チームですが、少年の腹に氷の刃を突き刺している隣で談笑するMI6チームという構図は、不謹慎ながらも契約者らしい場面で好きですね。

黒とアンバーの再会シーンは後々見直すと悲しいものがあります。この時はアンバーの目的が何なのかわからないので、どうしようもないのですが。

#17.#18 掃きだめでラブソングを歌う…

ドールの密売を調査していた黒はチンピラの健児と知り合いになる。

健児はヤクザである一橋誠志を子供のころから尊敬していた。そんな誠志から健児は仕事を依頼される。内容は密売されるドールの面倒をみること。ドールの密売を行っていたのは誠志だったのだ。

普通の女の子にしか見えないドールに惚れてしまった健児は、黒に助けを求める……

 

え~、せっかくEPRの話が始まって物語も展開してきたのに、ヤクザものの人情話か~、と序盤は思っていたのですが、これは、ある意味、第2期にも繋がる重要な話となっています。

メインテーマは「ドールと人間」で、意思疎通ができず、プログラムで人格まで書き換えられてしまうドールという存在と人間は分かり合えるのかという話です。

ドールに惚れてしまった健児に、黒は珍しく一般人に辛く当たります。どうやって生活していくのか、逃げられると思っているのか、そして、ドールに命をかける意味などあるのかと。これは、黒が銀に対して感じている、自分自身への問いかけとなっています。

DTB外伝の第一話を見ると、この話を思い出さずにはいられません。

#19.#20 あさき夢見し、酔いもせず…

ゲートを信仰する教団へと潜入せよ、と黒たちは命令を受ける。教団内には組織の人間がすでに潜入しており、その女と潜入後、連絡をとる手筈となっていた。

黄は潜入している女に興味を示す。黄とその女の間には過去に浅からぬ因縁があったのだ。

桜の散る階段、寄り添う二人。そして、血の別れ。

黄は呟く

「酔いてぇな……できることなら……」

 

はい、黄の紹介のところに書いた通り、神回です。と、言いますか、全部の話を神回でもいいと思います。それだけこの作品には無駄な話が無いのです。

組織チームがカルト教団の教祖を抹殺しようとする現在と、黄がまだ警察にいたころ、久能潔と名のっていたころの過去が上手くリンクしている話です。久能潔が役者を目指す「志保子」と出会い、恋愛に発展する過去の場面は微妙にセピア色になっており、哀愁が漂っています。

志保子によって同僚を殺された久能は組織の人間にスカウトされ、組織に入り黄となるところまでが過去の話です。

現在の話では、普段、潜入の担当は黒なのですが、黄も参加し、教祖殺害を失敗した志保子を救出します。黄は組織の命令を受け、銃口を志保子に向けますが、志保子の能力の対価「人間の感受性を取り戻す」により錯乱した志保子が殺してくれと哀願する中、殺しません。

一度惚れた女を殺すことはできないと、黒に銃を渡し自分と志保子を殺せという黄ですが、黒も引き金を引くことなく、二人に逃げろと言います。黒の行動に動揺する猫ですが、黒は今までどれだけ黄に助けられてきたかということを話します。

この時点で、黒たちのチームの絆は強固なものになりました。最後は悲しい結果となってしまう回ですが、契約者とは、人間とは何か、を問い直す素晴らしい回になっています。

#21.#22 粛清の街は涙に濡れて…

ゲート研究の専門家、シュレーダー博士がEPRによって拉致された。ノーベンバー11はアメリカ大使館が関与していると未咲に助言する。

黒たちはアメリカ大使館に潜入するも、ノーベンバー11、シュレーダー博士、そして猫までもが忽然と姿を消してしまう。

猫の救出に動き出す黒たち。

そのころ、EPRに招かれたノーベンバー11はアンバーから死の宣告を受ける……

 

21話では黒たちのチームワークが発揮する場面が多数用意されており、今までの経緯を見てきた視聴者からすれば、最高に胸躍る展開になっています。

そして、一度は黒に敗れた魏がEPRのメンバーとして再登場します。基本的に黒の電撃は対象を殺してしまう威力を持っていますが、10話で魏に電撃を与えたとき、床に流れている血を介してだったんですよね。なので、火傷で済んだのかもしれません。黒と魏は再戦しますがお互いともギリギリ避けが好きですねー。かっこいいのですが、ちょっと面白シーンです。

22話ではアンバーによって連れ去られた猫を黒たちが救出しに行くという場面に胸が熱くなりますが、やはりこの話でのメインパーソンはノーベンバー11でしょう。

22話が始まってすぐ、全裸でデスクに座っているノーベンバー11を見ることができます!(どういうこと? と思われるかもしれませんが、EPRのメンバー、ブリタの瞬間移動能力は服は瞬間移動できないからです。合理的ですね!)

アンバーに死を宣告されるノーベンバー11ですが、服はいつもの白スーツではなく黒いスーツ、不吉な予感がします。

そして、ノーベンバー11の最期、悲しくあれど、死ぬ瞬間まで契約者としての誇りを持ち続けた、彼の死に様はかっこいいですね。

#23 神は天にいまし…

「1晩だけ過去の星空が戻ってくる」という噂が東京の街に溢れていた。

ノーベンバー11の死によって気落ちしていた未咲は、街中で李を見つける。

二人で食事をとり、バッティングセンターへ行き、穏やかな空気の中、2人は空を見上げる。

未咲と別れた黒は組織の契約者に攻撃を受ける。絶体絶命の中、EPRの1人、魏に助けられる。組織に切り捨てられた黒たちは、魏の案内でゲートの中心で待つアンバーのもとへと向かうことになった……

 

「嵐の前の静けさ」という言葉が似あう話です。

李としての黒と未咲の最後の交流であり、黒が李を装う最後の話になっています。

色々、重要な場面があるのですが、今までの紹介で結構書いてしまいましたね。書いていないところとすれば、凱とキコが星にまつわることを聞いてまわるシーンは良いですね。今まで登場してきた一般人のキャラクターたちが登場し、星にまつわる話を嬉々として話す様はほっこりします。

このまま、落ち着いた雰囲気のまま話が終わると思いきや、突然の組織の裏切りで開戦の火蓋が切って落とされます。ここから物語は、最終回まで一気に駆け抜けます。

#24 流星雨

黒たちがアンバーのもとへ向かう頃、ゲート周辺ではEPRと特殊部隊との戦闘が起きていた。強力な能力を持つ契約者たちであったが、特殊部隊の猛攻に次々と倒れていく。

ゲート内研究所ではある装置が発動されようとしていた、それは契約者をこの世から抹殺する装置。

黒たちのチームもひとりまたひとりといなくなり、黒と銀は無人のゲート内をひたすら歩いていく。

全ての真相を知るために。

 

もう、終盤も終盤ということで、戦闘シーン多めです。黒と魏の最後の戦いやEPRと特殊部隊の戦い。(輪ゴムを使った能力の契約者、EPR中心人物でかわいいのに何故に情報が無いのか……)

今回で黄と猫は退場します。悲しいですね、ああ、もうこの作品も終わってしまうのだなと感じずにはいられません。

#25 死神の見る夢は黒より暗い暗闇か?

ゲートの中心には能力を過度に使ったことにより、幼くなってしまったアンバーがいた。

アンバーは真実を話す。妹のこと、そして、このゲートで黒がすべきこと。

黒は決断を迫られる。契約者をとるか、それとも人間をとるか。

アンバーが黒に「流星の欠片」をかざすと、そこに本当の星空が現れた。

 

アンバーから、契約者を守るため、黒の能力を使い日本一帯を不可侵領域にするか、それとも、人類のために契約者を抹殺する装置の起動を見過ごすのか、黒は選択を迫られます。

黒は第三の選択をし、契約者と人間が共存する今までの世界を選ぶわけですが、今までの話を見る限り、どの選択が良かったのか、わかりませんね。

アンバーはこの道を辿れば苦難が待っていると言いますが、第2期、漫画版を見る限りまさにその通りになります。

黒の紹介のところで書いてましたが、最後の黒の言葉,「李という男はもういない」という言葉には多くの意味が込められていそうです。

 

おっと、そういえば、もう一話ありました。こちらはDVDやblu-rayBOXのみに収録されている番外編です。

#26 桜の花の満開の下

外事四課に属する大塚は花見の帰り道、裸の変質者に襲われる。その危機を助けてくれたのは仮面をつけた男。

気を失い、あやふやな記憶の中、脳裏に焼き付いていたのは仮面の男の魅力的な鎖骨であった。

大塚はその事件のことを題材に趣味の小説を書いてしまうのだが、これが原因で思いもがけない事態へと発展してしまう……

 

特に語るべくもなく、ファンサービス回です。

外事四課、黒たちのチームのコミカルなシーンをしっかりと観ることができます。

25話の余韻に浸りたい方は要注意です! ちょっと間を置いてこの話は観ることをおすすめします。

 

さて、全ての話の概要と感想を書きました。

正直なところ、色々、抜けているところが多い各話紹介となっていますし、私の主観もかなり入っています。見る人によって重要な部分や感動する場面はかわってくるでしょう。

見ていない方はぜひとも見てくださいね。

 

後は、今までで紹介できなかったところを書いていきたいと思います。

DTBの音楽について

まず、オープニング・エンディング曲について書いていきます。

1クール目のオープニング曲は

abingdon boys school 「HOWLING」

エンディング曲は

Rie fu 「ツキアカリ」

になっています。両方の曲とも良い曲です。

OP曲の「HOWLING」は、まさにDTBにぴったりといった曲で、黒メインのスタイリッシュな映像とともに重低音の効いたかっこいい曲になっています。

ED曲の「ツキアカリ」は、DTBのもう1つの一面である落ち着いたどこか悲しみのある話によく合うRie fuさんの澄んだ歌声が綺麗な曲になっています。水面に銀が空を見上げて座っている映像と歌詞は、銀回である14話の終わりにとても合っています。

 

2クール目のオープニング曲は

アンティック-珈琲店- 「覚醒ヒロイズム ~THE HERO WITHOUT A NAME~」

エンディング曲は

HIGH and MIGHTY COLOR 「Dreams」

となっています。

この二つの曲は1クール目の二曲が良すぎたため埋もれがちですが、よく聴いてみるとこれまた良い曲なんです。

特に「覚醒ヒロイズム」の方はTVヴァージョンではなく、CDで聴くとその良さがわかりやすいです。

「Dreams」は映像と歌詞が明るいような悲しいような、DTBのラストを飾るにはうってつけの曲でしょう。

 

それでは、次はBGMの紹介ですね。DTBの音楽担当は菅野よう子さんです。攻殻機動隊SACやカウボーイビバップなど名作アニメを最高に盛り上げる曲を作っている有名な作曲家です。

DTBではスタイリッシュなところはよりスタイリッシュに、悲しい場面はより悲しく、と菅野さんの曲が果たしている役割は非常に大きいところがあります。

と、いっても私はアニメ好きであっても音楽にはそこまで、いや、全く詳しくありません。(このページになってギクシャクした文章になっていてすみません……)

しかし、そんな音楽音痴な私でもDTBの曲が素晴らしいことはわかります。

論より証拠、是非、聴いてみてください。(新品の在庫がないですが、一応リンクを貼っておきます)

キャラクター原案・作画・美術について

このDTBという作品、キャラクター原案がとても重要な役割をもっています。というのも、実際にある東京が舞台というアニメの場合、キャラクターがリアルすぎると作画担当の人で大きくキャラクターの絵柄が変わってしまう場合がありますし、あまりにアニメ調にしすぎてしまうと舞台設定や物語に沿わない場合があります。

今作のキャラクター原案は岩原裕二先生です。漫画作品では劇場版アニメも作られた「いばらの王」が一番有名でしょう。

「いばらの王」は海外のモンスター映画のような物語でありながら、安定した絵柄で読みやすく面白い漫画でした。

「いばらの王」もそうでしたが、岩原先生のキャラクターは実際の建物や背景に非常に馴染みやすいです。それでいて安定しており、1話から最終話までとおして、キャラクターの絵柄が変わるようなことはありませんでした。

美術面も東京の風景が緻密ながらも非常に安定感があり、作画の乱れなどもありません。

2クールのアニメでここまで安定した作画を維持するというのは凄いことではないでしょうか。

終わりに

長い文章をここまで読んでいただいてありがとうございました。

「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」の放送開始から、現在で十三年が経ちます。この記事を書くためにブルーレイで見直しましたが全く古い印象はありません。むしろ新鮮ささえ感じます。

今度は続編である「DARKER THAN BLACK-流星の双子-」の記事を書いていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。

それでは、また!