(ネタバレ注意)なろう2冊目・この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 1

(ネタバレ注意)なろう2冊目・この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる 1

どうも、さわおです。

今回、紹介する本は土日月先生の「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」の1巻です。

 

人間たちの住む世界と異なる統一神界、そこに住む女神たちは地上から優秀な者を召喚し、滅亡の危機にある世界にその者を「勇者」として送り込む仕事をしていた。

リスタルテはまだまだ駆け出しの女神であったが、救世難度Sクラスの世界「ゲアブランデ」の担当になってしまう。

疲弊しながら勇者候補を探すリスタルテであったが、偶然にも凄まじい能力値を持った人間を見つけ出す。

その名も竜宮院聖哉、性格はありえないくらい慎重

 

作品評価=

アニメ化ということで読みました。

アニメの方は題名の前に「慎重勇者」と付いています。これはとても良いことです。この作品について話したりSNSで発信するときにとても便利だと思います。

なろう2冊目と記事のタイトルに書いていますが、この作品が掲載されているのはKADOKAWAが運営している「カクヨム」です。

「ウェブ小説=なろう」というのがわかりやすいと思い、このようにしていますので、元の掲載サイトはこのように表記していきたいと思います。

それでは、これ以降はネタバレをしていきますので、ネタバレしたくないという方はブラウザバックをお願いします。

慎重勇者と駄女神のコメディが主体

主人公である竜宮院聖哉は日本から召喚されます。その後、勇者と女神の異世界を救う旅がすぐに始まる…わけではありません。

聖哉は非常に疑り深く、女神のことも信用しません。なんとか、聖哉に事情を理解させるリスタルテでしたが、聖哉がとった行動は冒険の旅にでる前に、神界で筋トレをすることでした。

冒険に出てからも装備品を(かなり)多く購入しようとしたり、倒したモンスターを復活したら大変だと何度も焼いたりして、リスタルテから何度もツッコミを受けます。

このように基本的にボケの聖哉、ツッコミのリスタルテという構図で物語は進んでいきます。

それと、この物語は基本的にリスタルテ視点で進んでいきます。これはかなりプラスのポイントだと思います。

題名にあるようにこのノベルは俺TUEEE系に分類されると思います。ただ、その強い人間以外の視点から物語を描くことで、その人間が何を考えているのか分からず、俺TUEEE系特有の「私、大したことしていませんが?」感が全くなくなっており非常に気持ちよく読むことができます。

目立たないようで目立つキャラクター達

主人公があまりに強すぎる故、仲間がいる必要もなく、聖哉とリスタルテの2人旅になるのかと思いきや、ゲアブランデではもう勇者の仲間になる者は決まっています。竜族の末裔であるマッシュとエルルがそうなのですが、ステータス的に全く聖哉の足元にも及びません。聖哉も「いらん」と2人の旅の参加を断ります。

私もこの2人が出てきたとき、聖哉が言ったとおり必要ないキャラクターなのではないかと思いました。しかし、読み進めてみると、マッシュとエルル、この2人関連の話が面白く、この作品はただ単に聖哉の俺TUEEEに焦点を絞った作品なのではないと思いました。

他にも神界に住む神たち、敵である魔王の部下たちも非常に個性的で面白いです。



本当に聖哉は薄情で慎重な勇者なのか?

この作品の真の面白さは、聖哉の慎重さが理不尽なものではないところであると思います。

リスタルテからは無駄だと言われていた筋トレも特殊スキルのおかげでレベルが格段に上がり、そのおかげで窮地を脱する場面もあります。

その言動から最低な性格だとリスタルテから思われてしまう聖哉ですが、本当にそうなのだろうかと思ってしまいます。

感じ方は人それぞれですが、私はあまりそうは思いませんでしたね。

自分がこのように異世界に召喚されたらどうするだろうと私は考えたのですが、聖哉の慎重さは至極当然のことであり、並々ならぬ責任感によるものだと感じました。

多くを説明はしませんが、そもそも、突如、召喚され異世界を救ってくれというのはかなり理不尽なはなしだと思います。それを請け負うというだけでも聖哉はただの俺TUEEE主人公ではないのかもしれません。

聖哉の召喚前の話は1巻では語られません。明らかに特別な過去を持っていそうなので2巻以降が楽しみです。

俺TUEEE系が苦手な方にこそ読んでほしい

正直なところ、私は俺TUEEE系主人公は苦手です。俺TUEEEというかチートでしょうか。初めから大した努力もなくスキルが手に入る物語はいまいち好きにはなれません。

この物語の主人公もチートと言っていいほどの素質を最初から持っています。しかし、そのチートスキルをどう活用するかをしっかりと考え、それを行動へ移しています。作品内では性格面で評価が低い主人公ですが、私は非常に好感が持てました。

魅力的なキャラクター。程よいギャグ、そしてシリアス展開。そして、竜宮院聖哉の正体とは? 先が気になりますね~

ぜひぜひ読んでみてください。それでは、また!