「ペルソナ3」-ペルソナシリーズ入門にはこの作品
- 2021.01.20
- ゲームレビュー

どうも、さわおです。今回は「ペルソナ3」の紹介をしていきたいと思います。
シリーズで迷ったらP3Pをプレイせよ!
「P3P」というのは2006年に発売したPS2用ソフト「ペルソナ3」に追加要素を入れ、PSPにて2009年に発売された作品です。アニメーションの削除などのデメリットもありますが、仲間への指示が出せるようになっていたり、主人公の性別を選べるようになったりしています。
なぜこの作品がシリーズ初プレイに良いのか理由を説明する前にあらすじをどうぞ。
あらすじ
十年前に両親を亡くした主人公は月光館学園へ編入することになる。寮で生活することになった主人公であったがそこを「シャドウ」と呼ばれる異形のものが襲撃、主人公は窮地に陥ってしまう。足元に落ちている拳銃型の「召喚器」を拾い、こめかみにあてると主人公は”ペルソナ”とつぶやき引き金を引くとペルソナ能力が発現、シャドウを撃退する。
午前零時に訪れる”影時間”、影時間とともに現れる巨大な塔”タルタロス”……シャドウをせん滅するために主人公は”特別課外活動部”へと参加することになる。
話の展開が早い
以降の作品である「P4」「P5」と比べP3は話の展開が早いです。何か事件やきっかけがある訳でなく、シャドウやタルタロスは主人公が学園に編入する前から存在しており、そのあたりの説明がスピーディで簡潔に主人公に伝えられます。
これは私の気のせいかもしれませんが、イベント時のボイスも結構早口で、聴き終わるのを待つストレスもあまり感じませんでした。
目的がある程度はっきりしている
主人公たちの目的は基本的にタルタロス攻略です。しかもタルタロス攻略は夜行われるのでペルソナシリーズのお楽しみであるコミュニティの攻略の妨げにもなりにくいです。日にちの制限があるためそのあたりは嬉しいですね。
ダークで緊張感のあるストーリー
少しネタバレになってしまいますが満月の夜に大型のシャドウが襲ってくるという現象を主人公たちは突き止めます。そのため「次はどんなシャドウが襲ってくるのだろうか……タルタロスでレベル上げしておこう」という緊張感が持続し、中だるみしにくいです。
P4は仲間で和気あいあいと事件の謎を解いていくというストーリーでしたが、今作のテーマは「死」であり、普遍的なテーマが扱われることで、シリアスな展開が多く用意されています。
このような理由で私はシリーズ初心者の方にP3Pをおすすめしたいと思います。
劇場版アニメとセットで味わうと最高
P3Pの一番の欠点はイベントが全て立ち絵で済まされてしまうことだと思います。
そこでお勧めしたいのが劇場版アニメです。
主人公、「結城理」を主軸に話が展開される劇場版アニメは本当に最高の出来でした。コミュニティのイベントは全てカットされていますが、その代わりに一緒に敵に立ち向かう仲間と交流することによって、徐々に変化していく理の心情が丁寧に描写されており、P3なんだけれどもまた別の新しい作品に触れたような感覚を持たせてくれました。
P3Pをクリアした後に、劇場版を鑑賞されることをお勧めします。
おわりに
劇場版は四章仕立てなのですが、第四章があまりにも素晴らしすぎて感動したため、その勢いでブログを書いてしまいました。
PSPをお持ちの方でしたらそのままPSPでプレイされるのも良いですが、私はPSvitaでプレイさせていただきました。DL版がありますのでPSP独特のディスクの起動音もないのでお勧めです。
それではまた!
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